頬のたるみに有効な矯正方法
3月 6th, 2019
頬のたるみの原因は大きく分けて、肌のハリ・弾力の低下と表情筋(顔の筋肉)の衰えの2つです。肌のハリに関して、皮膚の構造から見ていきましょう。皮膚は表皮と真皮、皮下組織の3つの層でできています。この中でも、真皮層を支える役割を果たすコラーゲン繊維とエラスチンが緩んだり、切れてしまったことがたるみの原因です。表情筋の衰えに関しては、文字通り表情を動かさなかったり、加齢などによる肌のハリの減退によって生じます。特に皮膚につく筋肉は顕著であり、体中の筋肉と同様で使わなければたるみに繋がるでしょう。
頬のたるみを矯正するには、これら2つの原因を排除する取り組みが必要です。まず、肌のハリを取り戻す目的としてコラーゲン繊維やエラスチンを摂取するために、良質のタンパク質を摂取することが大切です。納豆や鶏肉、卵などが良いでしょう。肌のハリに加えて、シミ予防や美白効果のあるビタミンCを摂取することも大事です。気をつけたいのは、一度にたくさん摂れば良いという訳ではなく、普段から継続的に摂取する必要があります。代表的な食品は、ミカンやイチゴなどの果物、ブロッコリーやピーマンなどの野菜です。他にも芋類や緑茶にも含まれており、風邪やインフルエンザ予防など健康な肉体作りには不可欠なので、積極的に摂取しましょう。
表情筋の衰えを防ぐには、普段から顔の表情を豊かにしたり人との会話を大切にするといった他に、フェイスエクササイズも有効です。「あ」と「い」と「う」の形でそれぞれ5秒ずつ固定するエクササイズを、1日5〜10回行うことで頬のたるみはもちろん、ほうれい線や顎のたるみにも効果があります。また、顔の筋肉は頭頂部を経由して後頭部の筋肉で引っぱり上げるという構造であるため、頭皮および後頭部の筋トレも効果的です。エクササイズ方法は、眉と額を5秒間全力で上げてゆっくり戻すという体操を、3回繰り返します。慣れないうちはすぐに疲れてしまいますが、徐々に頭皮や後頭部を手を使わずに動かすことができます。これにより、重力に負けない表情筋や後頭部から顔面の皮膚を引っぱり上げる力を強化しましょう。